コラム
学会・学術大会などの運営を手がけるA社様が、「学会総会プログラム・抄録集」の制作・印刷をエデュプレスにご依頼くださいました。
求められたのは、“短納期”かつ“高精度”。それなりのページ数がある抄録集を、限られた時間でいかに確実に仕上げるかが重要です。
これにエデュプレスがどのような作業計画と体制で応えたかをご紹介します。
・大会プログラムと講演抄録の2部構成で、160ページ超のボリューム
・それぞれテンプレートにのっとり、Excel形式の原稿から短期間で整形・レイアウトする必要がある
・日程が厳しく、校正に時間をかけられない
・当日までに学会の各参加者に届くよう発送も必要
A社様では、これらの課題に確実に対応でき、印刷まで遅延なく進行管理できるパートナーを求めていました。
(1)自動組版の導入で制作時間を大幅短縮
お客様からのExcel形式の原稿をもとにInDesignで誌面を作成するため、エデュプレスでは専用の自動組版プログラムを作成。これにより、ページ数のボリュームがあっても短時間でレイアウト作業が行えて、校正作業の時間を確保できました。
(2)複数部門の連携によるフルサポート体制
編集部門によるディレクション、システム部門による自動組版プログラムの作成、DTP部門によるデザイン・レイアウト作成など、社内の専門部門が連携した座組を編成。高品質な冊子制作を実現しました。
(3)校正負担を軽減する進行管理
「校正にあまり時間をかけられない」というご要望に対し、校正での修正量を抑えるため、社内チェックを丁寧に行い、スムーズな校正進行につなげました。さらに、スケジュールや進捗を可視化し、ご担当者様にとってストレスのない進行を心がけました。
(4)印刷から発送までワンストップ対応
制作だけでなく、印刷、個別発送までを一括対応。印刷物を工場から発送業者へ運ぶといった“横持ち”の手間を省き、全国の学会参加者へ指定日までに確実にお届けしました。こうしたトータル対応により、運営担当者様のご負担を軽減しました。
完成した学会抄録集に対して、A社のご担当者様からは「制作工程がスムーズで安心して任せられた」とご評価いただきました。印刷物の品質だけでなく、短納期でも確実に対応できる体制への信頼が高まり、他のプロジェクトにもお声がけいただいています。
今回の制作は、ただ印刷するだけでなく、「いかに効率よく、正確に、ページを処理できるか」がカギでした。また、制作・印刷・発送までまとめてお受けしたことで、一貫したスケジュールコントロールができ、柔軟な対応が可能になりました。
エデュプレスはこれからも、お客様の案件ごとに最適な体制とフローを設計し、スムーズな進行と高品質な成果物を両立してまいります。
ご紹介した事例は160ページの冊子でしたが、もっと大量のページ数・冊子数にも対応しておりますので、安心してお任せください。