コラム
広報誌、機関誌、商品カタログなど、企業が発行する情報誌。
発行ペースが月刊ともなると、今月号の進行をしながら来月号の準備をしなければならず、
担当者は息つく暇もない、ということもあるでしょう。
今回は、そんな月刊誌の制作費コストダウンをはかりながら、
ミスなく、確実な発行を可能にした事例をご紹介します。
長年他印刷業者に依頼して、月刊で商品カタログを作成されていたA社様。
カタログの仕様変更をきっかけに事業者の見直しを行いたいと、
お見積もりの依頼をいただきました。
A社様が提示したカタログの仕様、制作条件は以下の通りです。
・ページ数を8ページ→32ページに変更
・紙やサイズなどは従来通り
・基本的に完成データを支給するが、
内容の確定時期が遅いコンテンツ(10ページ程度)はデータ制作から依頼したい
・印刷物と併せて、デジタルブック版を作成
A社様の条件をふまえ、当社からは、以下の提案をしました。
・出来上がりの品質は担保したままコストダウン
「紙やサイズは従来通り」というご指定でしたが、
ページ数が増えるため、薄くても見栄えや読みやすさへの影響が少ない紙でコストを抑えた場合のお見積りを3種類提示。
同時に紙変更後のイメージがわかるよう、全パターンの束見本をご用意しました。
・ミスを予防する体制を構築
確定時期が遅いコンテンツは、制作日程が非常にタイトであることが想定されました。
そのため通常、当社では校了直前の最終工程として行う第三者チェックを、データ制作と並行して行うフローに変更。タイトな進行でもミスを防ぎやすい体制を整えました。
・ユーザーの利便性を高める多機能版のデジタルブック
従来版のデジタルブックは、WEB上でページをめくるだけのシンプルな仕様でした。
通信販売という性質上、デジタルブック上でも商品を吟味し、購入まで完結できるとよりユーザビリティが高まると考え、商品紹介動画を再生したり、商品画像を180度回転して確認できる機能や、購入サイトへの流入経路を加えた多機能版のデジタルブックを提案しました。
費用面だけでなく、
確実な進行体制や、利便性を高める提案内容にご納得いただき、
当社へご発注をいただきました。
カタログ制作がスタートして一年。
A社様からは、確実な進行、ミスのないデータ制作、
印刷物のクオリティーの高さ、レスポンスの速さ、
様々な要望への対応などを高く評価していただいた結果、
発注を継続していただき、現在二年目を迎えています。
別案件のご相談のほか、
他部署のご担当者様にもご紹介をいただくなど、
パートナー企業として信頼を置いていただいています。