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2026.09.28

研修動画とは? 作り方・メリット・制作時のポイントを解説

研修動画とは、社員教育やスキル習得を目的とした研修内容を動画として提供する教育コンテンツです。働き方の多様化やリモートワークの普及を背景に、時間や場所を問わず学習できる研修方法として多くの企業で導入が進んでいます。

しかし、研修動画は撮影して公開するだけでは十分な効果を得られません。目的や受講者に合わせた企画設計、適切な動画形式の選定、わかりやすい構成や編集など、学習効果を高めるために意識すべきポイントがあります。また、自社で制作するか外部へ依頼するかによって、必要な準備やコスト、制作体制も変わります。

研修成果につながる動画を制作するためには企画段階から配信・運用まで一連の流れを理解し、自社に適した制作方法を選択することが重要です。


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目的別・研修動画の作り方ガイド

研修動画とは

研修動画とは、企業が社員に対して実施する教育やトレーニングを映像化したコンテンツです。内容は新入社員向けの基礎教育から業務マニュアル、新商品の説明、社内ルールの共有まで幅広く、目的に応じてさまざまな形式が用いられます。

対面研修とは異なり、好きな時間に何度でも視聴できるため、理解度の向上や知識の定着につながります。また、研修内容を標準化できるため、拠点や担当者による教育品質のばらつきを抑えられる点もメリットです。

研修動画は伝えたい内容に応じて形式を選ぶことが重要です。講義を録画するセミナー形式、PowerPoint資料などを活用するスライド解説形式、作業手順を説明するマニュアル形式、社員の仕事風景を紹介するドキュメンタリー形式、理解度を高めるクイズ形式など、それぞれ適した用途があります。

※横にスライドしてご覧ください →

形式 向いている用途 メリット デメリット
セミナー形式 社内研修、講演会、説明会、ウェビナー 講師の話し方や熱量が伝わりやすい。既存の講演や研修を活用しやすい 長尺になりやすく、編集しないと見づらい場合がある
スライド解説形式 PowerPoint資料を使った制度説明、業務説明、基礎研修 既存資料を活用しやすく、比較的低コストで内製しやすい スライドをそのまま使うと単調になりやすく、構成や見せ方の工夫が必要
マニュアル形式 業務手順、システム操作、製品説明、社内ルール説明 手順を視覚的に伝えやすく、繰り返し確認しやすい 手順変更があると更新が必要。画面や動作を正確に見せる工夫が必要
ドキュメンタリー形式 新入社員研修、理念浸透、職場理解、採用・オンボーディング 現場の雰囲気や仕事のイメージが伝わりやすい 撮影や編集の工数が増えやすい。内容が抽象的にならないよう構成が必要
クイズ形式 コンプライアンス研修、安全教育、知識定着が必要な研修 受講者の理解度を確認しやすく、学習の定着につながりやすい 設問作成やシステム設定が必要。配信環境によって対応可否が変わる

セミナー形式


セミナー形式は、講師が実際に行った講義を撮影し、編集して研修動画にした形式です。講師とスライドを並べて表示したり、講師がスライドやホワイトボードを使って説明したりする構成が一般的です。マナー研修や業務説明、経営方針の共有など、幅広いテーマに対応できます。

実際の講義を撮影するため導入しやすい一方で、不要な間のカットや字幕の追加など、視聴しやすくする編集は欠かせません。撮影した映像をそのまま配信すると、受講者の集中力や理解度が低下する可能性があります。

制作時は講義全体のシナリオを作成し、説明の流れや重要なポイントを整理します。話し方や身振り手振りによって伝わり方が変わるため、リハーサルも重要です。スライドを使用する場合は、パワーポイントなどで資料を事前に準備しておきます。

スライド解説形式

スライド解説形式は、PowerPointなどのスライド資料をもとに、ナレーションや講師の説明を加えて動画化する形式です。制度説明や業務知識の共有、基礎研修など、資料を使って体系的に内容を伝えたい場合に向いています。

既存資料を活用しやすいため、比較的取り組みやすい形式ですが、スライドをそのまま動画化すると単調になりやすくなります。動画として見やすくするためには、文字量を整理したり、ナレーションに合わせて構成を調整したりすることが大切です。

マニュアル形式

マニュアル形式は、仕事の流れや作業手順、サービス内容などをわかりやすく説明する研修動画です。飲食店の接客手順や機械の操作方法など、実際の作業を映像で示すことで、紙のマニュアルでは伝わりにくい動作や細かなポイントまで理解しやすくなります。

例えば、次のような内容です。

  • 機械や設備の操作方法
  • 清掃や調理、組み立てなどの作業手順
  • 接客時の動作や話し方
  • ソフトウェアや社内システムの操作方法
  • 安全確認や事故を防ぐための手順
  • 熟練者が行っている細かな動きや作業のコツ

文章や静止画だけでは伝えにくい手の動きや作業の順番も、動画であれば具体的に示せます。

また、実写だけでなく、イラストやアニメーションを活用するのも効果的です。特に、社員へ繰り返し説明している業務や、新入社員がつまずきやすい作業は、動画化に適しています。説明内容を統一できるため、教育担当者の負担軽減にもつながります。

実写で制作する場合は、撮影シナリオを用意し、出演者の役割やセリフ、説明内容を事前に整理します。撮影前に構成を固めておくことで、効率よく品質の高い動画を制作できます。

ドキュメンタリー形式

ドキュメンタリー形式は、社員の働く様子や社長・役員へのインタビューなどを撮影し、会社の雰囲気や仕事の魅力を伝える研修動画です。新入社員や中途入社社員向けのオンボーディング研修で活用されることが多く、実際の働く姿を具体的にイメージしてもらえます。

制作時は、動画の構成に沿ってシナリオやインタビューの質問表を作成します。社員の1日を紹介する場合は行動スケジュールを整理し、インタビューでは質問内容を事前にまとめておくことで撮影がスムーズになります。あわせて、撮影場所の確保や出演者のスケジュール調整も必要です。

ストーリー性を持たせることで視聴者の興味を引きやすくなり、会社への理解や親近感の向上にもつながります。

クイズ形式

クイズ形式は、動画の途中で問題を出題し、受講者が考えながら学習を進める形式です。動画視聴は受け身になりやすいため、クイズを取り入れることで主体的な学習を促し、知識の定着を高められます。eラーニングシステムなどと組み合わせれば、回答結果をもとに受講者の理解度を確認することも可能です。

制作時は学習テーマを明確にしたうえで、内容に沿ったクイズを設計します。動画の冒頭で学習目的を説明し、その後に選択式や○×問題などを出題します。視聴者が考える時間を設けた後、正解と解説を提示し、最後に学習内容を振り返る構成にすると理解が深まります。

業務知識やルールを単に説明するだけでなく、考える機会を設けることで、実務でも活用しやすい知識として定着しやすくなります。

研修動画の作り方

研修動画は自社で制作する方法と制作会社へ依頼する方法があります。それぞれ費用や制作期間、自由度が異なるため、研修の目的や予算、求める品質に応じて選ぶことが重要です。

①社内で制作
・集合研修・オンライン研修を録画する
・一から研修動画を制作する

②外注する
・外部研修会社の動画を購入する
・オリジナルの研修動画を委託する

①社内で作る場合

内製では、既存の集合研修やオンライン研修を録画する方法と、一から動画を制作する方法があります。制作方法によって必要な工数やコストが大きく異なるため、目的に合った方法を選択することが大切です。

自社で制作する場合は、コストを抑えながら業務内容に合った動画を作成できます。

撮影を行う場合は、次のような機材を用意します。

  • カメラ
  • 三脚
  • マイク
  • 動画編集ソフト

近年はスマートフォンのカメラ性能が向上しているため、スマートフォンを撮影機材として利用する企業も増えています。ただし、内蔵マイクだけでは周囲の音を拾いやすく、音声が聞き取りにくくなる場合があります。スマートフォンに接続できるピンマイクや外部マイクを使用すると、講師の声をよりクリアに収録しやすくなります。

また、社員が出演して実際の業務を撮影すると、現場の雰囲気や作業内容が伝わりやすくなります。一般的な制作工程は、シナリオ作成、撮影、編集、ナレーション収録、テロップ挿入です。自社の業務に合わせた内容を盛り込めるため、受講者にとって理解しやすい研修動画を制作できます。

なお、カメラなどの撮影機材を使わず、パワーポイントで研修動画を作成する方法もあります。

パワーポイントで研修動画を作る方法と注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。

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集合研修・オンライン研修を録画する

もっとも取り組みやすい方法は、すでに実施している集合研修やオンライン研修を収録し、研修動画として活用する方法です。

集合研修では会場にカメラやマイクを設置して収録し、オンライン研修ではZoomなどのオンライン会議ツールの録画機能を使用します。既存の研修内容を活用できるため、短期間で教材を用意しやすい点がメリットです。

ただし、録画した映像をそのまま使用すると視聴しにくくなる場合があります。不要な場面のカットやテロップの追加など、編集を行うことで受講しやすい動画になります。

一から研修動画を制作する

オリジナルの研修動画を制作する場合は、次の流れで進めます。

  1. 動画の目的と構成を決める
  2. シナリオを作成する
  3. 必要な映像素材を撮影する
  4. 編集ソフトで動画を仕上げる

最初に研修の目的を明確にし、伝える内容を整理します。その後、シナリオを作成して必要な素材を洗い出し、撮影と編集を進めます。構成を十分に検討してから制作を始めることで、わかりやすい研修動画を作成できます。

②外注で作る場合

外注には、既製の研修動画を購入する方法とオリジナル動画を制作会社へ依頼する方法があります。

制作会社へ依頼すると、企画やシナリオ作成、撮影、編集まで一貫して対応してもらえるため、自社の負担を大きく軽減できます。また、撮影や編集の専門技術を活用できるため、視聴しやすく品質の高い動画を制作できます。

費用は内製より高くなる傾向がありますが、制作期間の短縮や品質向上を重視する場合に適した方法です。

外部研修会社の動画を購入する

ビジネスマナーやマネジメントなど、多くの企業で共通するテーマでは、研修会社が制作した動画教材を購入する方法があります。

完成済みの教材をそのまま利用できるため、短期間で研修を開始できます。一般的なテーマでは品質の高い教材が多く提供されています。ただし、自社独自の業務やルールに合わせた内容へ変更することはできません。

オリジナルの研修動画を委託する

自社専用の研修動画が必要な場合は、制作会社へオリジナル動画の制作を依頼します。業務内容や社内ルールに合わせて内容を設計できるため、社内の様子や社員インタビューを取り入れた臨場感のある動画も制作できます。

既製の動画を購入する方法と比べると費用は高くなりますが、自社に最適化した教材を作成できます。費用を抑えたい場合は、構成やシナリオを社内で作成し、撮影や編集のみを外注する方法も有効です。

研修動画の作り方の流れ

研修動画は、企画から配信まで順序立てて進めることで、学習効果の高いコンテンツを制作できます。目的や受講者を明確にしたうえで、構成設計、撮影、編集、配信まで一貫して進めることが重要です。

研修動画制作の流れ
STEP 1
研修の目的とカリキュラムを設計する
STEP 2
現場の課題をヒアリングする
STEP 3
構成台本を作成する
STEP 4
撮影・動画制作を行う
STEP 5
編集する
STEP 6
配信・公開する

STEP❶研修の目的とカリキュラムを設計する

研修動画制作で最も重要なのは、目的・課題・ターゲットを明確にすることです。方向性が曖昧なまま制作を進めると、誰に何を伝えたい動画なのかが不明確になり、期待する研修効果を得られません。

まずは、研修が必要になった組織課題を整理し、誰に何をどのレベルまで習得してもらうのかを明文化します。受講者のスキルやITリテラシーも考慮すると、適切な難易度や表現方法を選択できます。企画内容を資料としてまとめておくことで、制作メンバー間の認識も統一しやすくなります。

次に、研修テーマを細かく分解し、動画化する内容を整理します。一つのテーマを複数の短い動画へ分けることで、受講者が学習しやすくなります。構成を考える際は、動画を誰が視聴するのか、視聴後にどのような状態になってほしいのかを明確にします。そのうえで、伝える内容を優先順位に沿って並べ、理解しやすい流れを設計します。

例えば社内ルールをテーマにする場合は、挨拶や服装、勤怠などを個別のトピックとして整理すると、内容を把握しやすくなります。

研修終了後に受講者が何をできるようになるのかという到達目標も設定します。学習フローは導入・本編・まとめの三段階で構成すると理解しやすくなります。

POINT

新入社員向けであれば社内ルールや業務フローの理解、スキル研修であれば実務で必要な知識や技術の習得など、動画を見た後に受講者がどのような行動を取れるようになってほしいのかを具体的に整理することが重要です。

研修は知識を伝えるだけではなく、現場での行動変容につなげることが目的です。そのため、動画では実際の業務でどのように行動すればよいかを具体的に示し、受講後に実践できる内容を意識します。

POINT

動画が長くなるほど集中力は低下しやすいため、内容に応じて短い動画へ分割する方法も有効です。
1本あたり5〜15分程度を目安にし、全体の流れをコースマップとして整理しておくと、受講者も学習全体を把握しやすくなります。

また、マニュアル動画の場合は、1本につき1つの操作や作業にテーマを絞ると必要な情報を探しやすくなります。一つの操作は1〜3分、複数の工程を含む場合は3〜5分程度が目安です。長くなる場合は、作業前の準備、基本操作、作業後の確認など、工程ごとに分けましょう。

STEP❷現場の課題をヒアリングする

動画制作を始める前に、現場が抱える課題や研修の目的をヒアリングします。

新入社員向けであれば企業文化や基本業務、技術研修であれば専門知識や実務スキルなど、研修内容によって伝えるべき情報は異なります。受講者のレベルに適した動画を用意することで、学習効果が高まり、組織全体のスキル向上にもつながります。

ヒアリングを通して、目的やターゲット、必要な学習内容を整理することで、適切な構成や表現方法を決めやすくなり、その後の制作工程も円滑に進みます。ヒアリングは、熟練者だけでなく、業務を覚えたばかりの社員にも行うと、初心者がつまずきやすい箇所や、資料に書かれていない注意点を把握できます。

STEP❸構成台本を作成する

目的と構成が決まったら、構成台本を作成します。

構成台本は、動画全体の設計図となる資料です。各シーンで何を伝え、どのような映像で表現するかを整理します。ナレーションや出演者のセリフだけでなく、表示する画面、テロップ、図解、BGM、撮影指示までまとめておくことで、撮影や編集を効率よく進められます。

重要なポイントはテロップや図解で強調し、複雑な内容はアニメーションなどを活用すると理解しやすくなります。ナレーションを入れる場合は、読み上げる内容をナレーション台本として整理しておくと、収録もスムーズです。

また、完成イメージを関係者間で共有したい場合は、必要に応じて絵コンテを作成します。絵コンテの作成が難しい場合は、テキストベースの台本だけでも問題ありません。

POINT
動画の途中でクイズを出題したり、前回の内容を振り返る時間を設けたりすると、知識の定着につながります。あわせてワークシートやノートを配布し、学んだ内容を書き出してもらうことで、受け身ではなく主体的な学習を促せます。
POINT
専門用語や略語を多用すると、知識が少ない受講者ほど理解しにくくなります。
特に新入社員向けの研修では、専門用語を前提に説明すると内容についていけなくなる可能性があります。専門用語を使用する場合は、最初にわかりやすい言葉で意味を説明し、具体例や実際の業務を交えながら解説すると理解しやすくなります。

STEP❹撮影・動画制作を行う

構成台本に沿って撮影や動画制作を進めます。

マニュアル動画では、対象物を複数の角度から撮影すると、構造や操作方法が伝わりやすくなります。セミナー形式やドキュメンタリー形式では、明るさや画角、音声の聞き取りやすさを意識して撮影することが大切です。必要に応じてマイクや撮影機材を用意し、講師や出演者の表情・声が伝わりやすい環境を整えましょう。

撮影前にはロケーションを確認し、背景や照明環境、騒音などの問題がないかを把握しておきます。カメラは三脚で固定し、複数台を用意できる場合は異なるアングルから撮影すると編集の自由度が高まります。

STEP❺編集する

撮影した素材を編集し、1つの研修動画へ仕上げます。

編集では、不要な場面のカット、音量の調整、テロップや図解の追加、スライドや映像の切り替えなどを行います。複数台のカメラで撮影した場合は、場面に応じてアングルを切り替えることで、単調になりにくい動画にできます。

ナレーションを入れる場合は、編集した映像の流れに合わせて収録・調整すると、内容を補足しやすくなります。アニメーションを活用する場合は、パワーポイント上で文字や図形を順番に表示する方法や、イラストに動きを付けて説明する方法があります。

動画編集には、プロの制作現場で使われるAdobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどの編集ソフトのほか、Microsoft ClipchampやCanvaなど、一般の担当者でも扱いやすい編集ツールが使われることもあります。どのツールを使う場合でも、研修動画では凝った演出よりも、説明のわかりやすさ、音声の聞き取りやすさ、スライド文字の見やすさを重視することが大切です。

STEP❻配信・公開する

編集が完了したら、視聴環境に合わせて動画を配信します。

配信方法は、社内ポータルサイト、eラーニングシステム、動画配信サービス、メール配布などさまざまです。多くの場合は、汎用性の高いMP4形式で書き出しておくと、パソコンやスマートフォン、各種配信サービスで再生しやすくなります。

POINT
動画データは容量が大きくなりやすいため、必要に応じて圧縮を行います。
YouTubeやVimeoなどの動画配信サービスでは、アップロード後に再生用の形式へ自動変換されます。ただし、元データの容量が大きすぎるとアップロードに時間がかかるため、必要に応じて解像度やビットレートを調整して容量を抑えます。画質を下げすぎるとスライドの文字が読みにくくなるため、書き出し後に実際の視聴環境で確認しておくと安心です。
POINT

YouTubeや社内イントラネットで公開する場合は、公開範囲やアクセス権限などのセキュリティ設定も確認しておくことが重要です。

YouTubeの「限定公開」は完全な非公開ではありません。検索結果には表示されにくいものの、URLを知っている人は視聴できるため、社外秘の内容や個人情報を含む研修動画には注意が必要です。視聴者を限定したい場合は、社内イントラネットやeラーニングシステムなど、ログイン認証やアクセス権限を設定できる配信環境を選びましょう。

また、Vimeoの有料プランでは、パスワード設定や埋め込み先を制限する設定もあるため、内容に応じて公開範囲やアクセス権限を確認しておきましょう。

研修動画を作るメリット

研修動画には、制作や運用に一定の手間がかかることやリアルタイムでのコミュニケーションが取りにくいといった注意点があります。

しかし、学習効果の向上や教育品質の均一化、コスト削減、時間や場所を選ばず受講できる利便性など、多くのメリットがあります。適切に運用すればデメリット以上の効果が期待できるため、近年では多くの企業で研修動画が導入されています。

メリット❶学習内容をわかりやすく伝えられる

動画は映像と音声を組み合わせて情報を伝えられるため、文字だけの資料より理解しやすい場面があります。認知心理学でも、文章と視覚情報を組み合わせた学習は理解を促進しやすいことが示されており、複雑な業務や手順の教育にも適しています。

数値データはグラフや表、組織図や業務フローは図解で示すことで、全体像を把握しやすくなります。実際の業務風景やソフトウェアの操作画面を映像で見せると、口頭説明だけでは伝わりにくい内容も理解しやすくなります。

視覚資料は情報を詰め込みすぎず、一画面あたり3〜5項目程度に整理すると視認性が向上します。また、色やフォントを統一すると、見やすく完成度の高い動画になります。

メリット❷知識を均一化できる

研修動画を活用すると、全員が同じ内容を学習できます。対面研修では、講師ごとの説明方法や例え方によって伝わり方に差が生じます。複数拠点や複数クラスで実施する場合は、教育内容にばらつきが生まれることもあります。

研修動画であれば、同じ教材を全員が視聴するため、教育品質を統一できます。コンプライアンス研修など全社員を対象とする研修でも、会場規模や講師数を気にすることなく同じ教育機会を提供できます。

また、一人の優秀な講師による講義を動画化すれば、多くの社員へ同品質の研修を届けられる点もメリットです。

メリット❸研修コストや運営負担を抑えやすい

研修動画は一度制作すれば繰り返し利用できるため、長期的なコスト削減につながります。対面研修では講師への依頼費用や会場費、交通費、研修準備などのコストが開催のたびに発生しますが、動画研修では制作後の運用コストを抑えやすくなります。

オンラインで配信すれば会場を手配する必要もなく、社員は都合の良いタイミングで受講できます。研修のたびにスケジュール調整を行う必要も減り、運営負担も軽減できます。受講者が増えるほど一人当たりの教育コストを抑えやすくなる点もメリットです。

メリット❹場所や時間を選ばず受講できる

研修動画は、時間や場所を問わず受講できます。対面研修では開催日時に合わせて参加する必要がありますが、動画であれば自宅や外出先、業務の合間など、受講者の都合に合わせて学習できます。

管理職や経営層など、多忙で研修時間を確保しにくい社員でも受講しやすく、通常業務への影響も抑えられます。好きなタイミングで学習できるため、研修参加への心理的な負担を軽減しやすい点もメリットです。

メリット❺自分のペースで学習できる

研修動画は、受講者の理解度に合わせて学習を進められます。わからない部分は一時停止や巻き戻しで確認でき、理解できるまで繰り返し視聴できます。再生速度も自由に変更できるため、理解しやすいペースで学習できます。(※再生速度の変更可否は、利用する配信環境によって異なります。)

一人ひとりの理解度に応じて学習を進められるため、効率よく知識を身に付けられる点も研修動画ならではのメリットです。

まとめ

研修動画は、知識を効率よく伝えられるだけでなく、教育品質の均一化や研修コストの削減、時間や場所を選ばない学習環境の実現など、多くのメリットがあります。ただし、高い学習効果を得るためには、目的や受講者を明確にした企画設計、理解しやすい構成、適切な動画形式の選択、視聴しやすい編集など、一つひとつの工程を丁寧に進めることが欠かせません。

社内で制作する場合と外部へ依頼する場合では、それぞれメリットや向いているケースが異なるため、予算や求める品質、制作体制に合わせて最適な方法を選ぶことも重要です。動画を制作して終わりではなく、継続的に改善と更新を行いながら運用することで、社員教育の効果をさらに高めることができます。

研修動画の制作ならエデュプレスへご相談ください

研修動画は目的や受講者に合わせて動画形式や構成、撮影方法を選ぶことで学習効果が大きく変わります。一方で、自社で制作を進めようとすると、どの形式が適しているのか、どこまで内製し、どこを外注すべきか判断に迷うケースも少なくありません。

エデュプレスでは、研修動画の企画設計から構成台本の作成、撮影、動画編集、配信まで一貫して対応しています。セミナー形式やマニュアル形式、インタビュー形式など、研修内容や目的に合わせた最適な動画をご提案し、社内教育で継続的に活用できるコンテンツ制作を支援しています。

また、すべてを外注するだけでなく、既存の研修資料や講義動画を活用した制作、撮影や編集のみのご依頼、eラーニングの選定・手配など、ご予算や運用体制に合わせた柔軟な対応も可能です。

研修動画の制作方法や形式選びに迷った際に役立つ資料として、「目的別・研修動画の作り方ガイド」をご用意しています。自社に適した動画形式や制作時のポイント、失敗しやすいポイントをまとめていますので、研修動画を検討している方はぜひご活用ください。

※本記事に記載されている会社名、製品名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。


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